
4泳法全てにおいて基本となる動作があります。それはストリームラインです。
ストリームラインとは、指先から足先まで一直線の状態を作り水の抵抗を少なくする姿勢のことです。
そして今回紹介するけのびキックはストリームラインの姿勢を保ったままキックを行い進んでいく動作になります。
クロールの前段階でも取り入れられる練習メニューになります。
泳げるようになるには避けては通れない基本的な練習にもなります。
また、姿勢が良くなりキックが正しく打てるようになればクロール、背泳ぎもそうですがキックで前に進んでる感じがしないという事もなくなりますよ。
楽に長く泳ぎたい人
キックが前に進まないと悩んでいる方
泳げるようになりたい方
この記事を最後まで読んで頂ければ、正しいけのびキックの行い方が分かります!
けのびキックはなぜ重要なのか
まず初めにけのびキックはなぜ重要なのかを解説していきます。
先ほども少し触れましたが、けのびキックはストリームラインで進んでいくことになります。
基本の姿勢を覚えるのに最適だというのが1つの理由です。
そして、もう1つは、キックをしっかりと意識できる点です。
クロール、背泳ぎのキックには細かく分けると2つの動作をしています。
水面から下に蹴り下げる動作をダウンキックと言います。
下に蹴り下げた足を水面に向かって上げてくる動作をアップキックと言います。
この2つの動きが重要になってくるんです。
そして太ももから膝を曲げすぎずに、足首を柔らかくしてうちわで仰ぐようにダウンキック、アップキックを行うことで推進力が生まれます。
ここまで聞くとこう思うと思います。

専門用語満載で考えれば考えるほど頭こんがらがってわけわかんないにゃん!
要は、しっかり水面から下に向かって足首をしならせながらキックしましょうという事です。
その背景には、どういった原理で進むのかと言うのを知って貰いたかったので専門用語で説明させていただきました。
けのびキックを行う上で意識するポイントとコツ3選
ではけのびキックを行う上で意識するポイント、そして行う上でのコツを3つ解説していきます。
では順番に解説していきます。
指先から足先まで一直線を意識
まず、何度も言っているようにストリームラインの意識ですね。

指先から足先まで真っ直ぐ平行にしたらいいだけにゃん。
こんなの簡単だにゃん!
それが意外とそうでもないんです。
自分では真っすぐにしているつもりでも上半身が斜め前に傾いていたり、下半身が下がっていたりします。
ではどうすれば真っ直ぐなるのか?全身の力を抜いてキックしてみて下さい。
身体に力が入ってしまうと沈みます。キックを行うと力んで力が入ってしまうケースがあるので楽にし蹴りましょう。
目線は真下を見る
目線は真下を見ます。
前を向いてしまうと頭が上がって下半身だけ沈みます。
逆に後ろを見すぎると上半身が少し沈みます。
また、腕を組む際は耳の丁度上にするか耳の後ろで組むと頭は上がりにくくなりますし形が奇麗になります。
真下を見る際のコツは、顎をしっかりと引くことです。
よく子どもスイミングで言っている言葉がけがあります。

あごさんとお首の間におっきいお饅頭あると思ってそれを思いっきりあごさんで潰すんだよ~
これで丁度、真下が見れます(笑)
一度あごさんで饅頭潰してみて下さい。
キックは小さく速く!出来るだけ水面を叩く
続いてはキックですね。
大人の場合、キックは小さく速くです。
子どもの場合だと体力付けさせる為にキック強くしなさい!と言います。
キックを強くする非常に疲れます。そして進まないんです。足よりも腕で進んでいく方が割合大きいんです。
けのびキックは4泳法に繋げる為の練習になるので、キックを強く打つ必要はないんです。
この段階で小さく速く打つキックを覚えておいて損は無いです。
そして出来るだけ水面で蹴って下さい。
理由としては、水面近くの方が水の抵抗が少なくより進むからです。
潜ってしまうとそれだけでしんどくなります。
楽に泳ぐには出来る限り水面付近で泳ぐことを意識です。
まとめ
ここまでけのびキックについて解説してきました。
けのびキックは水泳の基本であるストリームラインを意識出来る練習になります。
楽に泳げるようになるためには、避けては通れない練習になります。
そして4泳法泳げるようになるには初めにやる練習でもあります。
けのびキックを正しく行い楽に綺麗に泳げるようにしましょう!
当ブログでは、ランニング、水泳に関する知識を初心者の方にも分かり易く発信していきます!
今後もどんどん配信していく予定なので楽しみに待っていてくださいね!

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
またね~!(^^)!