タイミングを合わせよう!子どもに平泳ぎを教える際のコツと伝え方を解説!

子どもスイミング Q&A
この記事は約6分で読めます。

夏になると公共施設のプールや野外のプールで親が子どもに泳ぎ方を教えている場面を多々みかけます。

その光景を眺めていると伝え方練習方法がその子の泳力に合っていないなと感じる場面もありました。

指導の行い方を知らないので無理ないですよね。

この記事では、子どもに平泳ぎを教える際のコツ声掛けについて解説していきます。

こんな人におススメ!

スイミングに行かずとも平泳ぎを泳げるようになってほしいと思っている方

平泳ぎの習得ついて知りたい方

夏休みの水泳の授業に向けて泳げるようにしておきたいという方

なお、この記事は平泳ぎ手と足のタイミングを合わせる練習方法が中心となります。

前編として平泳ぎキックについてまとめている記事があります。

まだ読んでいない方はそちらを先に読んでください。

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平泳ぎ習得までの流れ

それでは平泳ぎ習得までの流れをざっくりと解説いたします。

平泳ぎ習得までの流れ
  • step1 腰かけキック
  • step2 板キック
  • step3 板無しキック(2K1S) 
  • step4 平泳ぎ

前編ではstep1、step2を解説しました。

今回はstep3、step4を解説していきます。

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平泳ぎの手の掻き方について

まず手の掻き方です。動きは以下のようになります。

平泳ぎ手の動き
  • ①手を真っ直ぐ前に伸ばす。(手の平は重ねない)
  • ②手を少し横に広げる。
  • ③大きな円を描きながら水を掻いて胸の前で手を合わせる。(手を合わせた時に呼吸)
  • ④顔の前を通って①の位置に戻す。

動きはこのような感じです。

大きな円を描き水を掻き手をあわすと逆ハートのような形になります。

そうなればOKです。

よくあるのが、手を掻いて行った時に太ももの方まで手を押してしまうケースです。

これでは手と足のタイミングもズレてしまい、手を戻す際に水の抵抗をより受けるので前にも進まなくなり良くないです。

④はできるだけ早く手を動かします。

平泳ぎは4泳法で唯一、リカバリー(手の返し)を水の中で行う泳ぎです。

平泳ぎのリカバリーはもろに水の抵抗になります。

なのでゆっくり戻さず早く戻すことでより前に進みやすくなります。

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平泳ぎのコツ

手の掻きが分かった所で、平泳ぎ全体のコツと注意点を3つ紹介していきます。

  • 手を先に掻いて足を後に動かす(タイミング)
  • 身体は水平に
  • 伸びをつくること

足と合わせると6つのポイントになります。

それでは順に解説していきます。

手を先に掻いて足を後に動かす(タイミング)

平泳ぎで難しいのはキックもですが、手と足のタイミングを合わせるのも難しいです。

タイミング手を掻き前に伸ばし始めたぐらいで足を曲げてキックを行います。

一番ダメなのが手と足を同時に動かすことです。

この場合、呼吸のタイミングと足を曲げるタイミングが同じになるので、身体が下に沈み前に進まなくなります。

身体は水平に

身体は真っ直ぐの姿勢を作ります。

この時に、下半身が下に落ちても上半身が下に落ちてもダメです。

水面近くで水平にすることが大切です。

水平に保つことで推進力が生まれて前に進むことになります。

伸びをつくること

伸びを作ることは平泳ぎにとって最重要とも言えます。

平泳ぎは手と足を動かしてから水平姿勢を保っている間に前に進んでいきます。

伸びてる間に進むんです。

なので子どもによく言うのが

ぽち
ぽち

手と足動かしてから5秒ストップだよ~

と言います。

本来なら3秒程度で大丈夫ですが、子どもの場合、その3秒を我慢できなかったり、数えるの速かった利するので、5秒と言っておくと3秒くらい止まってくれます。

5秒でも早い場合は、7秒、10秒と教える子の性格に合わせて変えます。

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平泳ぎ習得までの詳しい練習方法

それではここからは詳しい練習方法になります。

平泳ぎの詳しい練習方法【後編】
  • step3 板無しキック(2K1S) 
  • step4 平泳ぎ

それでは順に解説していきます。

また、コーチングの行い方について以下の記事で解説していますので参考にしてみて下さい。

step3 板無しキック(2K1S) 

まずは、平泳ぎのけのびキック(2K1S)から行います。

平泳ぎのけのびキックは2回キックをして1回手を掻きます。

けのびキック
  • ①まず水平になるように浮く
  • ②板キックと同じようにキックを一回行う
  • ③手を掻いて胸の前で合わせて前に伸ばし始めたくらいで足を曲げてキックを入れる。
  • ①~③を繰り返す

まずは、12.5ⅿで行って見て下さい。

出来るようになれば25ⅿ行って見ましょう。

タイミングと水平姿勢を意識する練習になります。

声掛けの仕方としては、秒数をカウントしてあげるのと、2回目のキックのタイミングで「キック!」と言って上げましょう。

そうすることで手と足のタイミングが分かります。

step4 平泳ぎ

step3が出来れば、もう平泳ぎが出来たも同然です。

平泳ぎ
  • まず水平になるように浮く
  • 手を掻いて胸の前で合わせて前に伸ばし始めたくらいで足を曲げてキックを入れる
  • 5秒止まる(実際は3秒くらい)

簡潔に書きましたがこんな感じです。

声掛けの仕方としては、秒数を数えて上げましょう。

ぽち
ぽち

いち~、にい~、さん~、し~、ご~!

のような感じですね。

そして手と足のタイミングが合わない場合はstep3に戻りもう一度練習をしましょう。

手の補助の仕方ですが以下の点に気を付けて行ってみて下さい。

手の補助の仕方
  • 背中側から手を回し両手首を軽く持つ
    • この時に手の平が閉じているかも確認
  • 水を掻き込むときに沢山掻き込めるように押して上げる
    • 水を掻くということを覚えてもらうため
  • 返しは速く動かす、この時に足の動きも確認
    • ゆっくり動かすと水の抵抗になる為
  • 5秒間止める

正直、手の補助は行わなくてもいいです。

余りにも動きが違うとか(手が太ももまで掻いてる、潜ってしまうなど)があれば行って下さい。

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まとめ

今回の記事では平泳ぎの手の搔き方と手と足のタイミングについて解説してきました。

キックが出来れば後は比較的簡単で、習得は目前と言ってもいいでしょう。

手と足のタイミングも慣れればそこまで難しくはないです。

完璧なタイミングで出来なくても、手と足が同時にさえ動いていなければ習得できたと言ってもいいでしょう。

当ブログでは、ランニング、水泳に関する知識を初心者の方にも分かり易く発信していきます!

今後もどんどん配信していく予定なので楽しみに待っていてくださいね!

ぽち
ぽち

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

またね~!(^^)!

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